iOSアプリの特急審査なるものを試してみました。
AppStoreに登録されるまで、通常の審査で10日程かかります。それが特急審査であれば1日程で審査が完了します。急ぎの際の最終手段ですね。
今回はその手順とかかった時間についてまとめます。
通常の審査までの手順と審査通過までの流れは、下記過去記事をご確認下さい。

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iOSアプリ特急審査「Expedited Review」を申請する手順とかかった時間
まず、特急審査「Expedited Review」とは何かというと、一刻も早く審査をして欲しい時に依頼する言わば最終手段です。
その最終手段を使うべきときは、
- リリース済のアプリに致命的なバグを発見したとき
- 期間限定イベントにリリースを合わせたいとき
が該当します。
通常の審査には10日程がかかりますが、特急審査であれば1日程で審査が完了します。
気をつけなければならないのは、特急審査「Expedited Review」はアカウント毎に利用制限があることもあり、気軽に申請するべきものではないということです。
また、急ぎ見てもらう『理由』がレビュアーに伝わらなければ当然却下されます。
慎重に利用しましょう。
今回僕の場合は、『致命的なバグ』『期間限定イベントへのリリース』の両方に該当していたため申請をしました。
特急審査「Expedited Review」を申請するまでの手順
- まずは通常の申請手順と同様に、アプリのステータスが『審査待ち』になる段階まで作業します
※通常の申請手順については下の記事をご覧ください。https://taupe.site/entry/ios_app/ - iTunesConnectのトップページに移動し、『リソースとヘルプ』を選択します
- 次に『連絡先 App Store担当者へ質問を送る』を選択します
- 『Contact Us』という画面になるので、上から順にドロップダウンで、「App Review」⇒「App Store Review」⇒「Request Expedited Review」と選びます
- すると下部に文章がでてくるので、「Request an Expedited App Review」というリンクを押下します
- 『Contact the App Review Team』というページに遷移します。Topicが『request an expedited app review』となっていることを確認しましょう。
- 下に進むとフォームになっているので、まずは電話番号と、法人であれば会社名を入力します。
- さらに下に進み、特急審査を依頼するアプリ名とアプリIDを入力し、App Storeを選択します。
※アプリIDはアプリ詳細ページで確認できます。ロゴとバージョンの間に表示されています。 - 後は特急審査を申請する理由を「Critical Bug Fix」(緊急性のあるバグ修正)、「Time-Sensitive Event」(時間限定イベント)、「Other」(その他)の中から選択し、Explanationの部分に詳細な説明を入力します。
僕は他の申請と同じく、日本語と英語両方で理由を詳細に入力しました。
入力ができたら『Send』ボタンを押し、確認画面で確認した上で『Submit』ボタンを押下したら申請完了です。
リクエストを受け付けたとの文言が表示されれば問題ありません。
返答メールが届くまで
前述の手順で特急審査申請をした後は、Appleからのメールを待ちます。
そのメールが申請OKとの回答だった場合は、優先して審査が進められます。
このメールがくればバンザイです。
僕の場合は、
特急審査申請したあと12時間後に特急審査する旨の上記内容のメールがきて、その4時間後にステータスが『レビュー中』となり、その20分後に『販売準備完了』となりました。
感覚としては、昼に特急審査お願いメールをして一晩寝て朝確認したらApp Storeに並んでたという感じでした。
まとめ
いざという時の最終手段として、特急審査「Expedited Review」は非常に心強いと思います。
特急審査を申請する時は焦っていることが多いとおもいますが、申請する理由をしっかりと記述するようにしてくださいね。
機能に問題無ければどうでも良いのですが、結構iTunesConnectのページってバグ多いですよね。
機能自体、日本語バージョンだと使えないってこともありましたからね。
※Developerサポートに電話したら把握しているのだけどなかなか改善されないんですとあっさり認めました。
どうせ大事なところは英語なのだから、バグとか検証終わってからまとめて全てリリースすれば良いのにと思ってしまいます。
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