レンタルサーバーのエックスサーバー(XSERVER)。
気軽に使えるレンタルサーバーの中では高機能で、WordPressでの表示も速くブログでも使いやすいため、僕も複数サイトで利用しているサーバーです。
お名前.comのサーバーやさくらインターネットのサーバーを使ったりもしましたが、エックスサーバーに移ってからは段違いに使い勝手が良く、表示スピードも速いです。
そんな信頼できるエックスサーバーですが、そのサーバーで管理している当ブログを含めた複数のサイトの読み込みスピードが体感でわかるほど急に遅くなり、重たくなってしまいました。
そう気付いて数日間手がつけられないまま放置していたのですが、ついにユーザさんから「重たい!」と指摘をいただいてしまうまでに。
このままではさすがにまずいと見直しをおこなったところ、サーバの応答時間が極端に遅くなっていることが判明。
サーバかぁ……とエックスサーバーの管理画面から諸々調べてみると、元凶と思われる設定が見つかりました。PHPのバージョン設定です。
PageSpeed Insightsでページスピードを調べてみるとサーバーの応答時間に問題が
ページの表示スピードに問題があった場合、まずは調べてみるべきはPageSpeed Insights。
URLを入力するだけで、携帯端末やデスクトップ端末向けのページのパフォーマンスを測定してくれるGoogleが提供しているサービスです。
PageSpeed Insightsのスコアの範囲は0~100ポイント。
エックスサーバーで管理しているブログのひとつを計測してみたところ、散々な結果となっておりました。
以前対策した際には80ポイント以上にしましたので、だいぶ落ちてしまったようです。
パフォーマンスが悪いとされる原因は項目別にメッセージが出力されます。
その中でも一際状態が悪かったのが、サーバーの応答時間でした。
- 以前は早かったものが時間が経ったことで遅くなっている(サイトに関わるフロント側の設定は特に変更していない)
- サーバーの応答時間が遅い
以上から、サーバー側での設定で放置してあるものに原因があるのではないかと想定。
この段階で、なんとなく頭にはひとつ原因が浮かんでおりました。
その原因を見直すとそれだけでパフォーマンスが良くなり、PageSpeed Insightsの指摘からもサーバーの応答時間の項目はなくなりました。
ではでは、簡単ですぐ終わることなのですが、見直しをした設定を……。
エックスサーバー(XSERVER)ではPHPバージョンの設定を時々見ておいたほうが良さそう
さて、見直しをした設定というのはPHPバージョンの設定。
2015年の終わり、エックスサーバーではPHP7が使えるようになりました。PHP7はPHP5 の2倍以上の実行速度を誇るものです。
ということで、PHP5系に戻して運用していたのです。それをそのまま放置していたのが、今回の問題の原因となってしまいました。
エックスサーバーの管理画面より「PHP Ver.切替」を選択。その後PHPバージョンの確認・変更をしたドメインをクリックします。
するとやっぱり、使っているのはPHP5.3.3で”非推奨”となっていました……。
エックスサーバーでは、5系では5.6以外非推奨となっているようです。
ということで、”推奨”となっているPHP7.1に変更。
今ではWordPressの各プラグインもPHP7へ対応しているようで、変更後も特に不具合は見られませんでした。
その上この変更だけでページの表示が速くなりパフォーマンスが向上。
エックスサーバーだけの話じゃないとは思いますが、ページ表示が遅くなったりした場合はPHPバージョンが古いことが問題となっている場合があるので一度チェックしてみたほうがよさそうです。
まとめ
年々PHPのバージョンはあがっているので、長い間放置しているとサーバーにとって非推奨のものになってしまっている場合があるんですね。
いやはや完全に頭から抜けていた、うっかりミスでした。