集中力を奪う室内CO₂濃度に気づき…二酸化炭素濃度計を導入して変化を実感したって話

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部屋の空気が、意外と集中力に関係していた、という話。

在宅ワークで、特にコロナ後からは、長時間部屋にこもることが増えた。
気づけば、なんだか頭が重い、やる気が出ない。コーヒーを飲んでも改善しないし、睡眠不足でもない。

そんなときに知ったのが「室内の二酸化炭素(CO₂)濃度が集中力に影響する」という話だった。
空気は目に見えないからつい軽視しがちだけれど、実は作業効率を左右する大きな要因になっているらしい。

それに気づいてから、二酸化炭素濃度計を導入。
数値が視覚化されて、正直驚いた。

二酸化炭素は身体に悪い? 厚生労働省の指標をチェック

調べてみると、二酸化炭素は色々な影響を及ぼすことがわかっている模様。
厚生労働省の資料「室内空気質のための必要換気量」などを見てみると、CO₂濃度に対する人体への影響について明記されている。

他の情報なんかも調べてみた結果、色々な報告がされているようだけど、ざっくりと下記のような感じっぽい。

• 700~1000 ppm:長時間でシックビル症候群のような症状(目の乾き、頭重感など)が増える
• 1000 ppm超:倦怠感・頭痛・息苦しさが出て、認知パフォーマンス低下も研究で示唆
• 2500~5000 ppm:不快感や集中困難が顕著になり、長時間の滞在は避けるべき

眠気は無いのになんだかボーッとしたり、身体の調子は良いはずなのに怠かったりしていて、ちょうど疑問に思っていた頃だった。
これを読んだ瞬間、思わず「これ、自分の部屋もやばいのでは?」と不安になったわけです。

二酸化炭素濃度計「CO₂マネージャー」を導入してみた

不安を確かめるために導入したのが、「CO₂マネージャー」という二酸化炭素濃度計。

コンパクトでUSB給電、液晶にCO₂濃度が数値で表示されるシンプルな製品。

• 測定範囲:400〜5000 ppm
• 表示:数値+カラーインジケータ(緑・黄・赤)で一目で状況がわかる
• 使い方:スイッチを入れるだけで自動計測スタート

面倒な設定もなく、机の横に置いておくだけ。常時モニタリングできる安心感がある。

数値を見て愕然 ― 1000 ppmを普通に超えていた

初めて測ったときの数値はなんと2000ppm超え。

1000ppmを超えたら良くない……という基準におけば、倍いっちゃってた結果だ。
「倦怠感や集中力低下が出ても不思議じゃない」レベル。

換気をまったくしていなかった夕方の部屋で、まさに「頭が重い」と感じていたタイミングだ。

CO₂マネージャーはディスプレイの表示の色と、アラートで二酸化炭素濃度が高くなったことを知らせてくれる。

窓を開けて5分もすれば数値は一気に下がり、700 ppm付近に。

無意識のうちに生産性を落としていたことを突きつけられた瞬間だった。

夏はエアコンをかけ、冬は寒いしってことで換気をしなくなる。
600ppm以下から始まっても、オンラインミーティングをしている途中にすぐに1000ppmを超えてくる。

ミーティング後の疲れとか、二酸化炭素の影響もあったんじゃない?って思うレベルで急上昇するのだ。

集中力が明らかに変わった ― 「気持ちいい空気」の実感

それ以来、CO₂マネージャーを見ながら定期的に換気をするようにした。

• 朝:起きてすぐに換気。600 ppm以下に。
• 午前中:窓を閉め切るとじわじわ上昇し、そのままにしておくとすぐに1000ppmを超える。窓を閉めていても、1000ppmに近づいたら換気する。

換気は効果抜群で、5分も風を通すだけで二酸化炭素濃度は低下する。

数値と体感がしっかりリンクしているのがわかる。
「頭がボーッとしてきたな」と思うときは、たいていメーターが赤に近づいている。

逆に、800 ppm以下だと自然と作業がはかどる。
これまでは気分の問題と思っていたが、実際は空気の質も影響していたのだと思う。

二酸化炭素濃度計は健康管理ツールでもある

CO₂マネージャーを導入してから半年。
作業効率が上がっただけでなく、体調管理の指標としても役立っている。

特に冬は暖房のために窓を閉め切る時間が長いので、数値は想像以上に上がりやすい。
換気の習慣をつける意味でも、常に数値を確認できるのは大きい。

結局のところ、二酸化炭素濃度は目に見えない。
だからこそ「気づかないうちに集中力を削られる」という罠にハマりがちだ。

CO₂マネージャーを導入してからは、空気の質が数値でわかるようになり、自然と換気の習慣が身についた。

その結果、作業効率も体調も改善。
気持ちいい空気の中で仕事しているという心地良さもあり、満足感が高い。

在宅ワークでの集中力低下や体調不良に悩んでいる方は、二酸化炭素濃度も原因の可能性として疑ってみるのもありだと思う。

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